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株式会社スズマサ

ミニトマトの管理、エダマメの播種、DVDで害虫の勉強

更新日:9月19日

久しぶりに梅雨らしい天気。農ライフの研修15回目でした。


外での作業はハウスに植えたミニトマトの管理作業と農薬散布、エダマメをポットに播種しました。残った時間はDVDで野菜につく害虫の勉強をしました。



研修で学ぶミニトマトの育て方は1本仕立て。定植をしたときは70cmの支柱を挿してひもで固定しましたが、今回は180cmの支柱を挿して、ひもで結び直し70cmの支柱を回収して脇芽を取ります。


大きくなりすぎた脇芽。どちらが主幹かわからないくらい。

見分け方は、葉っぱの付け根から出ている方が脇芽です。大きくなりすぎても取ります。

小さいうちにとっていたほうが、傷(取った後)も小さくて済むので、作物のストレスが少ないそうです。


2本仕立てで育てる方法もあるそうです。事務所に植えてあるトマトは、先端がダメになって脇芽が2本大きく育っているので、2本仕立てにチャレンジします。


トマトは生長すると10~15mになるそうです。

つるが高くなったらずり下げて、根元の方のつるはとぐろを巻くようにして、さらに成長させて収穫します。



農薬を散布して病気や害虫の食害を予防します。

今回使った薬剤は2種類です。

・殺菌剤:ダコニール1000 うどんこ病、配色かび病の予防

・殺虫剤:アファーム乳剤  オオタバコガ、サビダニの予防

この2種類は万能。いろいろな野菜に使えるそうです。

作物にまんべんなく農薬を噴霧するために、下から6割、上から4割の感覚でまいていきます。



トマトの葉先がくるっとなっているのは、肥料が多いため。いわゆるメタボの状態になっています。

畝を立てるときに、肥料を入れていますが、秋冬野菜の肥料が残っていることがあるので少な目に施肥。肥料は不足すれば足すことができますが、多すぎると引くことは出来ません。


メタボの状態を解消するためにトマトトーンというホルモン剤を花にかけて果実の成長を促進しています。果実に栄養が行けば葉の丸まりは解消します。



トマトハウス全景。

左が生きがいコース、右が担い手コース。

脇芽はあっという間に成長するので、全体の脇芽を摘みました。


エダマメのポット苗づくりです。

水曜班がエダマメを直播していますが、出てこなかった時のためにポット苗を14本つくります。品種は早生黒頭巾。


エダマメを直播した時にテグスでカラスやハトが豆を食べに来ないように防除します。

ちょうどこのくらいの豆を食べにくるそうです。

1度覚えたらたくさん食べにくるので、1つもやられないように防除することが大切です。




作業終了後DVDを見て害虫の被害や防除について学習しました。

・アワノメイガ

・オオタバコガ

・コナガ


いずれも家庭菜園(遊び)でスイ-トコ-ンやトマト、葉物の被害にあった経験がありました。

農業(仕事)として育てる野菜は防除が大切だなと感じました。



余談


17期生(1つ前の先輩)が玉ねぎを吊るし終えました。

2年目の実習で、約200kg育てるそうです。

一部はみんなで分けて、残りは給食の食材として週に10~20kg出荷しています。





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